長野県の壮麗な風景を背景に、心地よいドライブができるビーナスライン。この高所の道路で何が楽しめるのか、その特色を詳細にご紹介します。
ビーナスラインは、長野県内の八ヶ岳中信高原国定公園を横切る、魅力的なドライブコースです。この道路は長野県茅野市からスタートし、美ヶ原高原でフィニッシュする、約76kmの長さがあります。平均して標高は1400mで、最も高い場所は美ヶ原高原の1920mです。この高度のために、ビーナスラインは「空に近いドライブルート」とも呼ばれています。
このルートは大きく三つのゾーンに分けられます。最初は蓼科・白樺湖ゾーンで、多くのレストランや宿泊施設が集まる休暇地です。次に車山・霧ヶ峰ゾーンが続き、こちらは木々が少なく、周囲の山々を堪能しながら走行できます。最後に美ヶ原高原ゾーンがあり、この高度が2000mに迫るエリアには、野外美術館や牧場が点在しています。
ビーナスラインの最大の特色はその美景です。いくつもの展望台があり、日本の名峰を一目で見渡せます。さらに、高山植物も約200種類が観察できます。
この道は4月中旬から11月末まで利用可能ですが、冬季は一部閉鎖されます。特に6月から9月の夏がおすすめです。高い標高のため、真夏でも涼しく、平地で気温が30℃を超えても、ビーナスラインでは20~25℃程度です。
アクセスは、茅野市からは中央自動車道諏訪ICが近く、松本からは長野自動車道松本IC、上田からは上信越自動車道上田菅平ICが利用できます。
ビーナスラインは長野県内の壮麗なドライブコースです。三つの主要ゾーン、多数の展望台、約200種類の高山植物が鑑賞できます。4月から11月まで開いており、特に夏は爽やかな気候が魅力です。茅野市、松本、上田からも容易にアクセスできます。長野県を訪れる予定の方には、ビーナスラインは必見の名所です。この美しい風景と素晴らしい眺望を楽しみながら、快適なドライブをしてみてはいかがでしょうか。